一級建築士と二級建築士で何が違う?どっちに頼むのが良い?

夜景の中の高層マンション

住宅の設計は建築士が担いますが、一級建築士と二級建築士では違いがあります。一級も二級も高校や大学、専門学校などで所定の科目を履修して、実務経験を積むことが求められます。また、二級建築士として一定の実務経験を経ると、一級の受験資格を得ることができます。二級は木造住宅や小規模な鉄筋コンクリート造及び鉄骨造の建築物を設計でき、一級は規模や構造に関わらず、ほとんどの建築物を設計できます。住宅の設計をするためには二級の資格が必要で、大きなビルの設計には一級の資格が必要です。

資格の違いによって人間性に違いはありません。二級は一級よりも劣った資格ではなく、対象となる建築物に違いがあるだけのことです。建物の規模による管理能力の違いや専門の知識力には違いがあるかもしれませんが、人間性などの専門分野以外の能力に違いがあるわけではありません。大きな建築物の管理能力は一級が高く、一戸建ての管理能力に関しては両者に差はないと言えます。そして住宅に関する知識は一級も二級も差はありませんが、大きな建築物に関する知識力は一級の方が高いのです。

また、住宅の設計では一級と二級を比較しても差はなく、実績や経験による差の方が大きい傾向にあります。一方、能力の比較では資格によるよりも個人の実績や経験の影響が顕著です。よって、住宅を依頼する場合は資格の違いで判断するのではなく、実績や相性によって判断することが必要となります。一級も二級も住宅に関する能力差がない以上、設計を依頼する相手は二級でも問題はありません。むしろ、相性の悪い相手に依頼した場合の弊害の方が大きく、気に入った相手に依頼することが最も賢明です。

同じ会社の建築士であっても、住宅を設計する能力に違いがあるのは事実です。たとえ相性が悪くても、腕の良い建築士に依頼した方が良い場合もあります。自分や家族のためになる建築士を選ぶには、設計図を描いてもらうのが最も効果的です。描いてもらった設計図がピンとこない場合は、他の建築士に変えてもらうのも一つの方法です。住宅の設計は学習や経験で上達する部分もありますが、才能がものを言う部分もあります。才能は経験では補えないので、年齢に関わらず上手な建築士はいるはずです。

ハウスメーカーでは顧客一件につき通常一人の担当者を配置しますが、数回打ち合わせをしても納得できる設計図が得られない場合は、遠慮なく担当者の変更を申し出ることも必要でしょう。もし担当者を変更せずにそのまま作業を続けても、うまくいく確率は少ないと言えます。